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友の会

三陸の子どもたちに「絆・ベルリン」友の会からクリスマス・プレゼントが送られる

「絆・ベルリン」友の会に賛同するベルリン在住の女性たちが、心をこめて作ったかわいい袋に入ったクリスマスプレゼント72個が、長洞の仮設住宅に住む子どもたちのために、ベルリンから3箱の大きな段ボール箱に入れられて、航空便で送られました。

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この袋の中には、子どもたちの年令に合わせて、福袋のようにいろいろなプレゼントを入れました。袋の中には、ドイツのおもちゃ、小型サッカーボール、女子サッカーの名門トゥルビネ・ポツダムで活躍するなでしこジャパンの永里亜紗乃選手が送ってくださったサイン入りカード、それとクリスマスのお菓子など、それから、ベルリン日本人国際学校と日本語補習校に通う子どもたちが作ったクリスマスカードが、友好の架け橋として入っています。また、サッカーのブンデスリーガ、ヘルタ・ベルリンで活躍する細貝萌選手が送ってくださったサイン入りのチームポスターと大型のアドべントカレンダーは、長洞仮設住宅の集会所に飾っていただくために、お送りしました。

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このクリスマスプレゼント・プロジェクトは、昨年の12月のバザーの直後に、「絆・ベルリン」を通して長洞の仮設住宅から友の会に問い合わせがあり、急いで、バザーで残ってしまった手作りのサンタクロースとチョコレートを送ったのが始まりです。今年はクリスマスプレゼント・プロジェクトチームを組み、準備期間を十分に取って、プレゼントの数も倍以上になりました。このクリスマスのプロジェクトの一環として、今までに友の会がバザーの浄財を寄付した、宮城県の気仙沼中学校、気仙沼小学校、岩手県の赤崎小学校には、ベルリンのカニジウス・コレーク高校の日本語専攻クラスの10年生の生徒が作った大型のアドベントカレンダー付きのクリスマスカードと、ベルリンのシェーネベルクにある小学校の4年生児童が作ったクリスマスカードと、細貝選手が送ってくださったサイン入りのチームポスターを送りました。

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このシェーネベルクにある小学校は、移民の子弟が多く通う学校で、家庭内の問題を抱えた子どもも多いそうですが、先生が日本の震災と津波、被害を受けた子どもたちの話しをしたら、子どもたちが皆、集中をしてカードを作ったそうです。
このように、私たちは子どもたちの思い出に残る支援をすることを目標に、ささやかながら被災地とベルリンの絆に役立てることを願っております。
最後に、私たちのプロジェクトをいつもお手伝いしてくださる友の会の方々、活動資金を援助してくださった方々、そして、永里選手と細貝選手にカードをお願いしてくださった竹谷様ならびに両選手にお礼を申し上げます。

「絆・ベルリン」友の会
クリスマスプレゼント・プロジェクトチーム
長坂 枝衣子(友の会)
菅井 暢子(友の会)
Brigitte Jogschies(絆・ベルリン)